|
|
デリー滞在
5月13日 (木)
いつまでたってもインド政府よりビザの許可がおりない為、隊長一人が交渉の為インドヘ出発することになった。隊員と部員のみのさみしい見送りを受け、関西汽船にて松山を出発。
5月16日 (日)
10時45分、タイ航空機で大阪を出発する。
5月17日(月)
早朝ニューデリーに到着。空港にて慣れない英語を使い、走り回って、荷物の通関に必要なLanding Certificateを貰い、連絡場所として決めておいたRanjit Hotelへ投宿。
その後、登山に関する事務手続きの代行を依頼しておいたシカールトラベルヘ行き、そこの社員と合流してインド登山財団 ( I M F )へ赴き、挨拶と手続きを済ませる。登山ビザに関する問い合わせの為、内務省も訪問するが、担当者が不在ということで、進展のないままホテルに帰る。
異国の街での慣れない交渉にくたくたになって眠る。
5月18日 (火)
登山ビザの発行、隊荷の通関にいつまでかかるかわからないので、YMCAホテルヘ移る。1日55ルピーと安いがクーラーがなく暑い。午後シカールトラベルの社員といっしょに内務省へ行くと、既に昨日ビザの許可の書類は送ったとの事。喜び勇んでホテルヘ帰り、日本に国際電話を人れる。
5月22日 (土)
日本より、3人の隊員が24日に来るとの電報があり、大喜びする。1人で1週間もいると寂しさに気が狂いそうである。慣れない交渉の為か精神的な疲れもひどい。
5月24月 (月)
午前2時40分、後発の3隊員がデリーに到着。3人の顔を見ると懐かしさに思わず涙が出そうであった。通関ですったもんだした後、ホテルヘ行き仮眠する。昼頃シカールトラベルヘ出むくが、通関は明日になるとの事で、契約だけすませて帰る。午後は、市内を見物する。
5月25日 (火)
シカールヘ行き、曽我部と川口はコックのキシャンと買い出しに、佐々木二人は、業者と共に隊荷の通関に向う。しかし、書類をちょっと見ただけで、本格的な通関は明日になるといわれる。
だんだんインド流というものがみえてきた感じである。夜はシカールトラベル社長のクマール氏宅に呼ばれ夕食とビールをごちそうになり、いい気分でホテルヘ帰る。明日はいよいよキャラバン出発。忙しくなりそうだ。
|
|
|