腰の運動療法(腰痛体操)
腰痛に対する運動療法
腰痛をおこす疾患にも脊椎骨折などの急性期の外傷、椎間板ヘルニアによる神経痛など安静にすべき疾患もありますが、ほとんどの腰痛に対しては適度な運動療法が効果があります。
腰痛を起こす疾患
腰椎椎間板ヘルニア坐骨神経痛
腰椎椎間板症
変形性脊椎症
腰椎分離・辷り症
腰部脊柱管狭窄症
腰痛体操の目的
腰痛体操とは、腰から足にかけての筋肉、靭帯、関節を柔らかくするストレッチと腹筋、背筋をきたえる運動です。脊椎や骨盤の骨とそれをささえる腹筋、背筋が一緒になって体を支える” 腰 ”を作っています。椎間板ヘルニアや変形性脊椎症などでは脊椎の骨を鍛えることはできませんが、腹筋や背筋は鍛えることができます。
筋肉が丈夫になれば、結果として腰が丈夫になることになります。また体が柔らかくなれば、同じことをしても腰に無理がかからなくなります。
腰痛体操の実際
1. 椅子に腰をかけて、ゆっくりと息を吸いながら、胸をはって腰と背中を伸ばす。
次に、息をはきながら腰と背中を丸く曲げる。
次に、息をはきながら腰と背中を丸く曲げる。
2. 椅子に腰をかけて、膝を両手でかかえて膝の頭が胸につくように、膝を引き寄せて、腰もまげる。
3. あぐらをかくように足を合わせ、股関節を広げる。
4. 片膝をつき、その足をもってお尻を前に突き出す。
股関節を伸展する。
股関節を伸展する。
5. 上向けに寝て、膝を抱えて股関節を曲げる。
6. 上向けに寝て、足を反対側の太ももの上において膝を下げ、股関節を広げる。
7. 上半身は上向けのままとし。下半身は足を反対の床に向けて腰をねじる。
8. 横向きになり、片足をもって後ろに引っ張る。